ブログ

2021.10.14

筋交い(すじかい)

筋交い(すじかい)
玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

耐震性を強める補強材

筋交いの歴史は古くて
法隆寺や姫路城でも採用されていました🏯

柱と横架材で囲まれた四角形の対角線上に
筋交いを固定することで
水平方向の力に対する強度が増します。

暴風や地震などの揺れに対する耐久性を
高めることができるため
構造用合板のような耐力面材とともに
目にすることの多い補強材です。

材料が少ないシンプルな施工方法なので
建物の内部に使われることが多く
屋根の大きさ・重さや上下階のバランスなどを
計算したうえで施工されます💫

屋根の形や重さには
他の役割を果たすために意味があったり
部屋の広さや数には
住まう方の想いをカタチにするために
様々な壁の数や形があったりします。

その一方で
建築物全体の構造を把握して
建築基準を遵守することは
安全に暮らすことのできる家づくりに必須です。

いろんな視点から状態を捉えて
バランスよく組み合わせるコトができたり
普通なら気がつけないコトでも
見えてくるものがあったり…。

そういうコトができるのを
知識と経験を重ねるという言葉で
言い表すのかもしれないですね✨

名古屋大学大学院環境学研究科から
筋交いの力を体感できる教材として
ペーパークラフトが配布されているのを
見つけました🎶

両面テープだけ準備すれば
お子様にも作れる簡単なものなのですが
驚くほど揺れ方の違いを体感できます!

1995年の阪神淡路大震災で
倒壊した木造住宅の多くは
筋交いに関わる問題を指摘されたそうです。

これから耐震診断を行う場合や
木造住宅の耐震改修を行う場合には
申請すれば必要な費用の一部を
補助金として受け取ることができます📝

ご検討中の方は
ぜひ一度お住まいの市町村に
お問い合わせされてみてください😊