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2021.10.28

リペア

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

リペアされたのは何処?

元あるものを修繕や修理をすることで
より長く使えるようにする工事のことを
リペアといいます。

床やドアなどの住宅建材だけではなく
ソファやタンスなどの家具から
ガラスや大理石のようなものまで
多種多様なリペアを行うプロの方々が
いらっしゃいます。

リペアされている作業の様子は
まるで芸術家のようにも見えてきます😊

リペア前の写真を撮り損ねてしまい💧
比較して見ていただけないのが
残念なのですが…

トップの画像をご覧になって
リペアされた場所を
見つけることはできますか🧐

近づいて光の当て方を調整して
やっと見つけることができる仕上がりです✨

より自然な仕上がりにするためには
高い技術力と知識が必要です。

自分でリペアを行うと形や色が馴染まず
リペアを行っていない部分との違いが
どうしても目立ってしまいます。

…ですが
リペアしないまま放置しておくと
ダメージが目に映りやすいだけはなく
劣化が進みやすくなってしまうので
注意が必要です⚠️

一見簡単そうなリペアでも
長く使い続けたい愛着のあるモノであるほど
プロの方々にお願いすることを検討されるのは
オススメの方法のひとつです。
2021.10.25

壁面収納

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

“見せる” 収納

スペースを有効に使う壁面収納を
おしゃれな感じにDIYされる方も
最近多いのでは?

趣味の道具や日用品を
インテリアの一部にしてしまう収納は
自分の持っているアイテムが一目瞭然です!

掛けたり吊るしたりする壁面収納なので
スペースをあまり占有せず
ガレージなどの限りあるスペースで
取り入れたい収納方法のひとつです。

誰が見てもドコに何があるのかが
一目で分かるようになるので
共有アイテムの使いやすさも増しますね😊

室内の壁面にも
有孔ボードやワイヤーネットを使って
フックやピンを掛けるようにするだけで
比較的簡単に取り入れられます✨

100円ショップやホームセンターで
材料を揃えることができるのも
取り入れやすいポイントです。

あとは…💡
使ったアイテムを元の場所に戻すこと!
これを習慣にできるかどうかが
大きなポイントです☝️
2021.10.20

幣串(へいごし/へいぐし)

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

『願い』と『記録』

昭和53年3月に取り付けられた幣串なので
ボロボロです🩹

幣串は上棟式の際に
棟木に取り付けられるもののひとつです。

無事に上棟を迎えられたことに感謝し
上棟後の工事の安全祈願と
家内安全・災害厄除を祈念し
御守りとして飾られています✨

上棟日と建主名や工事者名などを書き入れ
完成後も天井内に取り付けたまま
建物が解体される末代まで保存されます。

幣串の文字は住まい手によって
書き込まれることも多いんですよ😊

時代や土地柄など環境により
儀式のカタチは変化しています。

完成後の住まいの記録にもなり
ずっと後になって目にした人の
思いを馳せるきっかけにもなり得る幣串は
残していきたい伝統のひとつだと思います。
2021.10.14

筋交い(すじかい)

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

耐震性を強める補強材

筋交いの歴史は古くて
法隆寺や姫路城でも採用されていました🏯

柱と横架材で囲まれた四角形の対角線上に
筋交いを固定することで
水平方向の力に対する強度が増します。

暴風や地震などの揺れに対する耐久性を
高めることができるため
構造用合板のような耐力面材とともに
目にすることの多い補強材です。

材料が少ないシンプルな施工方法なので
建物の内部に使われることが多く
屋根の大きさ・重さや上下階のバランスなどを
計算したうえで施工されます💫

屋根の形や重さには
他の役割を果たすために意味があったり
部屋の広さや数には
住まう方の想いをカタチにするために
様々な壁の数や形があったりします。

その一方で
建築物全体の構造を把握して
建築基準を遵守することは
安全に暮らすことのできる家づくりに必須です。

いろんな視点から状態を捉えて
バランスよく組み合わせるコトができたり
普通なら気がつけないコトでも
見えてくるものがあったり…。

そういうコトができるのを
知識と経験を重ねるという言葉で
言い表すのかもしれないですね✨

名古屋大学大学院環境学研究科から
筋交いの力を体感できる教材として
ペーパークラフトが配布されているのを
見つけました🎶

両面テープだけ準備すれば
お子様にも作れる簡単なものなのですが
驚くほど揺れ方の違いを体感できます!

1995年の阪神淡路大震災で
倒壊した木造住宅の多くは
筋交いに関わる問題を指摘されたそうです。

これから耐震診断を行う場合や
木造住宅の耐震改修を行う場合には
申請すれば必要な費用の一部を
補助金として受け取ることができます📝

ご検討中の方は
ぜひ一度お住まいの市町村に
お問い合わせされてみてください😊
2021.10.11

玉野市|O様邸[トイレ]

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

雑壁の存在

雑壁は垂れ壁・腰壁・袖壁など
構造上主要な耐震壁や耐力壁ではない壁の
総称です🏠

戸建て・コーポに関係なく
リフォームのご相談で多いもののひとつに
雑壁の撤去があります。

構造上は必要ない壁ですが
取り付けられているのには理由もあります📝

例えば…
 ✔︎キッチン前の天井から垂れ下がる垂れ壁は
  『防煙対策』
 ✔︎キッチンカウンターや階段などの腰壁は
  『空間を仕切るため』
 ✔︎建築物の柱の外側に突き出た袖壁は
  冷蔵庫や流し台の『目隠し』や
  寝室など『部屋のプライバシー保護』

理由があるとはいえ😓

天井に照明を付けても
光がこもるという閉鎖的な感じがしたり
雑壁による陰ができてしまったり
生活していると薄暗さや圧迫感があり
“邪魔” に感じるのも事実です。

どんな雑壁でも撤去できる
というわけではありませんが
条件を満たしていれば撤去できる雑壁は
多いんです😊


垂れ壁と袖壁を撤去して
ドアも取り外しているので
視覚的に目障りな感覚が解消されて
開放感と明るさが増しています。

住み心地を良くするために
検討する価値のあるリフォームのひとつ
だと思います✨
2021.10.06

家づくり開運見聞録:良い家相とは?

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

住みやすい家づくり

どのように生活することになるのか
どうすれば過ごしやすい家にできるのか
ということを考えるのが
家相の元々の考え方なんだそうです📝

家づくりを進めていくと
家相だけでなく風水や色彩心理などの情報に
触れる機会も多くありませんか?

永く住まう家だからこそ
より良いものにしたいという思いから
意識が高くなりがちな内容です。

…ですが。
見れば見るほど情報が溢れていて
自分にとって何が良いのか
混乱しそうです🤯

日本特有の気候風土のなかで
自然と調和しながら
快適に過ごせる住まいを作るため
日本独自に発達したものが
家相と言われています。

占いや言い伝えなどではなく
日本人の生活経験から
住みやすい家づくりのコツが集められ
統計立てて説明された生活の知恵が
家相として受け継がれているそうなんです。
(諸説あります)

ただ…
時代とともに土地や気候などの環境も
気密性などの家の構造も
核家族化などの住まう人の状況も
大きく変化しています。

家相という形式にとらわれすぎることなく
自分たちの生活スタイルを見つめ直し
『自分たちにとって住みやすい空間にする』
という軸を中心に持つことが
大切な気がします😊

そのうえで間取りや方位決めの際に
参考として先人の知恵をお借りできると
より納得できる家づくりができそうですね!

♾∞♾∞♾∞♾∞♾∞♾∞♾∞♾∞♾∞♾
 不定期ですが少しずつ
 家づくりや暮らしのあり方の
 ヒントとなるような情報を集めて
 お届けできればと思います。

 占いのように結果をお届けすることも
 願いを叶えるアドバイスをすることも
 全くもって知識が足りていませんが
 生活スタイルに変化を作り出し
 日常をより快適に過ごす意識作りの
 お役に立てれば幸いです。
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2021.10.01

土壁・砂壁・繊維壁

玉野市の工務店で新築・リフォーム
【ひと手間を惜しまない大工と建てる家】
レビウス匠です。

「湿式下地」と「乾式下地」

古くなった土壁・砂壁・繊維壁は
触ると壁材がポロポロと落ちてしまったり
カーテンが触れるだけで汚れてしまったりと
見栄えだけでなく
毎日の掃除の手間もかかります💨

壁に専用の接着剤を直接塗ったあと
クロスを貼り付けるDIYも
たくさん紹介されていますよね。

いろいろと参考にされながら
実際にDIYしたあと
せっかく貼ったクロスが剥がれるといった
残念なお話を聞くことがあります💧

土壁などの表面には凹凸があるため
下地の処理が不十分だと
仕上がりがキレイにならないだけでなく
どうしても『剥がれ』や『めくれ』が
起こりやすくなります。

なかにはクロスにしてから
カビが生えやすくなったというケースも😱

元の壁に十分な強度がない場合は
補強が必要だったり
大きな亀裂やふくらみや穴がある場合は
別に修繕が必要だったりもします。

お手入れや見た目などの悩みだけではなく
クロスに貼り替えたあとの
お困り事を避けるためにも
下地処理は重要です!


下地処理には大きく分けると
「湿式下地」と「乾式下地」があります。

「湿式下地」は壁紙用・クロスの下地ではなく
左官仕上げ用の下地です。

そもそも仕上げ方法が異なる下地なので
「パテ」や「シーラー」などで調整して
専用の接着剤を使ってクロスを貼ったとしても
不具合を避けるには限界があるんです⚠️

クロス下地である「乾式下地」に変えるには
土壁などにベニヤ板などを
上張りしていくことなります。

ベニア板はクロスの引っ張る力で
めくれたり反ったりすることもあり
ベニヤ板を張り付ける際には
職人さんだからこそできる先を見越した作業が
求められます💡

しっかりと正しく下地処理をすれば
クロスで仕上げるだけでなく
お好みで漆喰や珪藻土などに
塗り替えることもできるんですよ😊

今までのお部屋のイメージを一新できることが
壁のリフォームの醍醐味です!

気に入った空間を長く快適に保つためにも
下地処理の大切さを
気に留めておいていただきたいです。